ブレーキは摩擦力を利用した製品です。
摩擦力とは、モノ同士が互いに接しているときに、それらの間の運動を妨げる力をいいます。
動いているモノを止めるときに発生するだけはなく、静止しているモノを動かそうとしたときにも発生します。
そう考えると、世の中は摩擦だらけですね。
ボルト、釘、マッチなども、この力を利用しているし、
車輪が駆動力を得るのも、地面との間にはたらく摩擦力の作用です。
(ウィキペディア・摩擦 より引用)
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摩擦力は様々な場所で有用なはたらきをしている。ボルトや釘が抜けないのも、結び目や織物がほどけないのも摩擦の作用である[3]。マッチに点火する際には、マッチ棒の頭とマッチ箱の側面との間の摩擦熱が利用される。自動車や列車の車輪が駆動力を得るのも、地面との間にはたらく摩擦力(トラクション)の作用である
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(引用終わり)
摩擦力(物体を引っ張った時の抵抗)は、摩擦係数(物体の滑りにくさ)と、モノの重さ(=垂直抗力)によって決まります。
摩擦力F=摩擦係数(μ)×垂直抗力(N)
摩擦係数は大きいほど滑りにくく、小さいほど滑りやすくなる。
摩擦力は摩擦係数に比例しているので、これに伴い、摩擦力も大きいほど滑りにくく小さいほど滑りやすいのです。
そして、摩擦係数はモノの材質や表面の粗さ、潤滑剤などに影響されます。
KARASAWAのブレーキは、
この摩擦係数(μ:ミュー)のみではなく、
より大きな摩擦力を得るための機械機構を日々研究し、温度、湿度、熱等の環境を考慮して開発されています。